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2005年3月20日
続・クレジットカード
前回のエントリ「クレジットカード」で、カードの大まかな仕組みや由来に関してのお話をしました。クレジットカードの「クレジット」は信用、という意味ですが、この信用に関してまた色々な豆知識があったりします。
ということで今回も、というかさらに突っ込んだ「クレジット」のお話です。
前回ご紹介したwikipediaのクレジットカードの項目の「歴史」の項にちょっと興味深い事が書いてあります。
アメリカ合衆国でも50年、日本で40年程度の歴史で比較的浅い。が、アメリカでは高額紙幣の信用が低く使いにくいこと、社会生活に必要不可欠なクレジットヒストリーを構築する手段としてクレジットカードが最も一般的であること、使用者自身の信用を証明する手段としてクレジットカードが最も一般的であること等の理由により、クレジットカードの保持及び使用は極めて重要なものとなっている。また、日本でも最近では海外旅行の増加やネットワークの発達とともに急速に重要性を強めつつある。(強調部分wikipedia*netjinsei)
ここにあげられている「高額紙幣の信用」「クレジットヒストリー」「使用者自身の信用」と「信用」がらみの言葉が連呼されていますが、ここで言う信用、クレジットっていったいなんなんでしょう?
紙幣(貨幣)の信用
まず、紙幣(貨幣)の信用とはなにか?というところから調べてみます。ちょっと経済学めいてくるのでなるべく簡単に・・・。
100ドル札の信用?
アメリカドル100ドルは為替レート換算ではざっくりで日本の1万円強に相当します。ですが実際は日本の方が物価が高いのでもっと高い感じです。なのでそうそう使われる訳ではないようです。
また、2ドル紙幣は、現在も発行されているものの、流通量は他と比べて極端に少なく、アメリカ国内でも実物を見ることは滅多にない。「2ドル札のように疑わしい(Doubtful as Double)」という言回しも存在するほどである。この他、50ドル、100ドル紙幣も、アメリカ国内での代金支払手段のほとんどがクレジットカードか小切手を振り出すためか、高額紙幣の必要性が薄く、実際の流通量は少ない。そのためか、特に中小の商店で50ドル、100ドル紙幣で支払うと嫌がられることがあるといわれる。
上の2ドル札に関しては日本の2000円札にもちょっと似た状況ですね。で、米ドルの高額紙幣の信用は、別にドル自体の信用が低いわけではなく、上記のような理由や偽造や盗難などのリスクを嫌がれているようです。
流通紙幣で最高額は$100札ですが安全上とか他の理由で使えないところがあります。
アメリカでは100ドル札渡すとほとんどが(渡された方は一瞬驚いて)透かしチェックするけど、あんな感じで。
sukemaroの「面白きこともなき世を面白く」 - 串の坊の串揚げが美味い火曜日
参考:週刊!木村剛 powered by ココログ: [ゴーログ] あなたはお札の「透かし」をチェックしますか?
しかし使いにくいことには変わりはないのでカードで支払った方が早いわけですね。
クレジットヒストリー・信用情報
これは「その人がちゃんとお金を支払えるかどうか」ということで、債務返済能力ともいいます。
各金融機関は各個人に融資を行う際には、その債務返済能力(これを「信用」という)を審査し、それに応じて融資金額を決定する。そして、その審査の際に収集・参照され、蓄積される情報を「信用情報」という。
カードの審査なども申し込み用紙記入の内容やこういった信用情報を元に行われます。
また返済が滞ったりしたときによく言われる「ブラックリスト」に関しての記述もありました。
ブラックリスト 過去に借金を延滞した等の理由により新たな借金を金融機関から拒否されることがあり、その状況を俗に「ブラックリストに載る」と言うことがある。しかし、その場合においても「ブラックリスト」なる文書が金融機関で回覧されているということはなく、単に個人信用情報機関を通じて事故情報が共有されているに過ぎない。もちろん、返済を延滞といった事故情報を付された個人はどの金融機関にとっても危険な融資先であることから、通常の金融機関であれば当該個人からの借金申込は拒否するという判断を下すことになるのだが、このことが借金申込者から見れば自分が融資不適格者リスト(=ブラックリスト)に掲載されてしまったという印象を与えてしまい、このような言葉が発生したと考えられる。なお、この「ブラックリスト」という言葉から転じて、事故情報は俗に「ブラック情報」と呼ばれている。この場合、事故情報以外の問題のない情報は逆に「ホワイト情報」と呼ばれる。また、この用法と関連して、信用情報の内容を表現する際に、事故情報が多いものを「真っ黒」と、事故情報がなく問題のないものを「真っ白」と表現することがある。
結果的にはやはり信用情報照会は行われるようですが、世間で言うような「烙印を押された」的なものではない、ということですね。
・・・けど一緒じゃないか、と思われるかもしれませんが、では信用情報がない場合、つまり悪い情報も良い情報もない場合はどうなるか、という例もありましたので参考までに。
日本でクレジットカードを持っていなかった人はアメリカで作ろうと思っても「credit history」がないので、すぐには作れません。しかしアメリカの銀行はたいていdebit cardというのを発行していて、これなら学生やアメリカに来たばかりの人でも簡単に作れます。基本的にはVISAとかMasterのようなクレジットカードと提携していて、クレジットカードの使えるところならどこでも使えます。クレジットカードと違うところは、クレジットカードの場合はたいてい1か月に1度、請求が来ますが、debit cardの場合は使ったらすぐに口座からお金が引き落とされることです。つまり、credit(信用)ではなく、debit(引き落とし)だからdebit cardと呼ばれるわけです。(強調部分 wikipedia*netjinsei)
つまり・・クレジットヒストリーがあるから支払い先延ばし=借金のクレジットカードを利用できるわけで、ない場合は即時支払いになる、ということですね。最近スーパー・家電店などで普及しつつあるデビッド・カードは日本では新しいキャッシュレス決済といった趣きですが、米国ではクレジットカードが持てない人用の決済でもあった、というのは意外ですね。
投稿者 netjinsei : 2005年3月20日 05:31
