2005年3月 5日
世界初の顔文字
フェイスマーク、アスキーアート、顔文字・・・・いろいろ言い方がありますが、メールが一般的になった昨今顔文字も日常的になりました。文章の中でなんとか感情を表現して相手に伝えよう、という結果いろいろな顔文字が発明されてきました。特に日本の場合は気質にあっているのか、すごい数のバリエーションが生まれています。
年配の方からのメールに顔文字が入っていたりするとちょっと意外に思ったりもしますが・・・今回はその顔文字についてです。(^ ^ ;
文字(かおもじ)とは、文字や記号を組み合わせて表情を表現したものである。主にパソコンや携帯電話のメール、掲示板、チャットなどで用いられる。アスキーアートの一種である。アスキーアートの中でも、特に1行で表す事のできるもので、文末などに添えて使用されるものを言う事が多い。表現される文字の関係で、アルファベット圏では横倒しになった顔、日本語や韓国語では正位置の顔が主流である。
顔文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
確かに言われてみると冒頭の「顔文字」「アスキーアート」には違いがあります。一行で表すことができる・・・しかしその定義も微妙と言えば微妙です。アスキーアートと言えば2ちゃんねるでは独特のアスキーアートが日々生まれていますが、その2ちゃんねる系の「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」は1行で表せるので「顔文字」・・・と言われても違和感が無くもありません。
確かにアルファベット圏からのメールにはあまり顔文字は使われていないですね。私自身は日本的に感情を出したい英語のメールには:-)や:Pをよく行末につけることがあります。
顔文字の起源にはいくつかの説があるが、顔文字 ":-)" と ":-(" を発明したのはIBM社のScott Fahlmanであるとされている。 1982年9月19日11:44にScottが顔文字の使用を提案したメッセージが当時のバックアップテープから掘り起こされている(1)。
インターネットもコンピューターも米国からですから、当然最初の顔文字は米国になるようです。その顔文字の入ったテキストを見てみましょう。
Here is the original message posted by Scott Fahlman on 19 September, 1982:19-Sep-82 11:44 Scott E Fahlman :-)
From: Scott E Fahlman
I propose that the following character sequence for joke markers:
:-)
Read it sideways. Actually, it is probably more economical to mark
things that are NOT jokes, given current trends. For this, use
:-(
"Joke" Conversation Thread in which the :-) Was Invented
「これはScott Fahlmanが1982年9月19日に投稿した文書である」とのことですから、世界最初の顔文字は意外に新しいですね。今から20年ほど前ですが、インターネットの原型となったARPANETは1969年からですから、当初軍用であったARPANETではさすがに軍人さんも顔文字を使う発想も機会も無かったのかも知れませんが。
アーパネット(ARPAnet、英語ではARPANETと表記されることが多い)は、1969年に始まる、アメリカ国防総省の高等研究計画局(Advanced Research Project Agency:略称ARPA)の研究、調査用コンピュータネットワークである。今日のインターネットの原型として知られている。
アーパネット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(ARPANET から転送)
今まで顔文字=メールなどコンピューターで扱う文書内での表現、という流れで説明していますが、実はそれ以前、タイプライター時代にも顔文字の試みはあったようです。
さらには、19世紀のタイプライタ雑誌にも";)"という顔文字が発見されており、コンピュータ以前のタイプライタ時代にまで遡ることができる(3)。
An Emoticon in Typewriter EraThe article shown right is from The Typewriter World (Chicago), Vol.I, No.2 (October 1897), p.46, which I found in The New York Public Library. You see the sentense "he Said it would Be a thxng of beavty & jOy FORever" is followed by a combination of punctuation marks, a semicolon and a right parenthesis, which is one of the so-called emoticons nowadays. I cannot make sure that it was really intended to represent a winking smile, but I need to check Berkshire News (Great Barrington, Massachusetts) of February 6, 1890. How do you think about this?
(大意:
タイプライター時代の顔文字
右の「タイプライターワールド(シカゴ)VOl.I 第2号(1987年10月)」46ページの記事は私がニューヨーク公立図書館で見つけたものだ。文中の「he Said it would Be a thxng of beavty & jOy FORever」の後に今では「顔文字」と呼ばれる文字が見受けられる。私はこれがほんとにニコニコウィンク(造語です)かどうかはわからないので原書にあたるバークシャーニュースをチェックしないとと思っている。皆さんはどう思いますか?)
確かに微妙な・・・その前後の文もかなり崩しながら書いているのでなんとも言えないですね。
冒頭のI have ?ust bOoughtのtの天地逆の文字もどうやって打ったか不明ですし・・・。踊りながらタイプしたとしか思えない文なので、ミスタッチなのかも。
本当に最古の顔文字というか絵文字に当たるものとしてダンテの神曲があげられているのにも驚きです。
余談であるが、1321年に完成したダンテの『神曲』煉獄篇には、人間を意味する omo の語を構成するMと二つのOで人間の顔をあらわすという表現が見られる。Mで眼窩のくぼみと鼻の輪郭を、Oは眼を形象している、というのである。(具体的には下の通り)/\/\
◯∥◯
さて、顔文字と同じように軽い感情の表現として使われる(笑)や(泣)ですが、これにあたる英語の表現があるのをご存知ですか?
(泣)はどう表す? お役立ちの「*」マーク日本人がよく使う(泣)。上で紹介した顔文字「:-(」ももちろん使えるが、
アスタリスク「*」を用いた、面白い使い方がある。例えば、(泣)は*weep*。 (weep=泣く)動詞をアスタリスク「*」ではさむと、動作を表す意味になるのだ。
例えば、お誕生日のメッセージ(happy birthday!)をもらったときに、(thank you! *blows out candles*)と返事を書くと、ろうそくを吹き消す動作をあらわしていることになる。エヘンという咳払いの音も、*ahem* なんて表せたりするのだ。また「*」は、チャットで、スペルミスなどをした時の訂正にも使える。
例えば、hppyを訂正したいときには、*happyと「*」を単語の頭につけて書き直すことで、「間違えました、正しくはこうです」の意味になる。
上のHappy Birthday!の例文を日本語的にやってみると、
お誕生日おめでとう!
ありがとう!※蝋燭を吹消す※
・・・といった感じなんでしょうか。こういった感じはなんとなく英語向きですね。27文字+記号しかバリエーションがない中での別の方法のコミュニケーション、といったところでしょうか。*ahem*
投稿者 netjinsei : 2005年3月 5日 04:27
