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2006年1月10日
コダック EasyShare V570
デジカメでメガピクセル、といっても最近は珍しい物でもなくなってきた。携帯のカメラでさえメガピクセルが当たり前。今は手ぶれ補正やらがコンパクトデジカメでは”旬な機能”のようだが、そういう機能とは全く別のコンセプトのデジカメがリリースされる。
まずパッとみて目を引くのはレンズが2つあることだろう。細かなスペックをここで語っても仕方がないので省略するが、この2つのレンズが23mm広角撮影と光学5倍ズームを実現する、とのこと。といわれてもピンと来ないが、この写真のように要は真正面だけでなく部屋や景色全体をファインダーに納めて撮る事ができる、ということ。
デジカメで撮影するとどう撮っても優等生的な写真になってしまう向きがあるが、スポーツなどでよく使われるこのフィッシュアイのアングルが手軽に取れる、というのは結構ポイント高いんじゃないか、と思う。
また光学5倍の方は要は「綺麗に望遠で撮影できる」ということ。デジカメはレンズ部分を伸ばす光学の望遠とデジタル的にズームインする望遠とを組み合わせるものがあるが、どうしてもデジタルはコピーの引きのばしにも似た方法のため、綺麗に望遠しずらい。
光学であればその辺りを気にせずにズームできる上に、このモデルではそれでレンズが飛び出したりしない。ということは撮影までの時間も短い、ということ。レンズ2つ、というのは確かにいいアイデアだ。
さらに面白いのが、使い捨てカメラではやった「パノラマ撮影」が出来てしまうこと。使い捨てカメラはもともとのフィルムの上と下をカットして見た目を横長にする手法だったが、その方法だと取れる角度には結構限界があった。このV570ではどうするかというと、一度撮った画像を透かして見ながらカメラを左右に動かし、透かし合わせて左右を撮影する。ちょっと面倒くさそうだがこの考え方は面白い。
またそうやって撮影した画像をちゃんと合成してくれるというなかなかのハイテクが実は中に内蔵されていてこれは試してみたい機能ではある。実際、山頂からの風景を人物を入れて撮ったり、という時に、入る人と風景をそれぞれ集中しながら撮れそうなので、一見面倒くさそうながら気合の入った1枚にはなかなか重宝しそうだ。
このデジカメで面白いな、と思うのは画素数や手ブレ補正などの写真そのものの機能メリットから、使い方のバリエーションの方向で個性を出す時代についにデジカメもなってきたこと。そういう意味ではクルマながら光・音・まったりに重点を置いたTOYOTA bBと似たベクトルのプロダクトだと思う。
一般にももうすでにしっかり普及したデジカメが未だ画素数や撮影機能といったスペックに固執しているのに今ひとつ興味を持てなかった私だが、久々にちょっと食指が動きそうな製品だと思う。
販売は2月とのこと。まだ楽天でも予約すら出ていないようだが、ぜひチェックしてみて欲しい。
投稿者 netjinsei : 2006年1月10日 08:31
