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2005年5月 8日

車両インプレッション(2)

前回の車両インプレッションはカタログスペック的な話に終始していたので、今回はもう少しハーレーに乗ってどうなのよ、という所を中心に進めてみようと思う。

重い、という話は前回のとおりだが、実際じゃぁ取り回しが大変かというとそうでもない。ショップでも言われたが基本的に超低重心なので「ドッシリ」した感じがあり、別にふらついたりなどはない。が、夜中にエンジンをかけるときなどにはやっぱり私も人の子、近所への騒音が気になるのでちょっと開けた場所までエンジンをかけずに押していくのだが・・・そのときはまともに「車輪の付いた300キロ」を押すわけで、本当にかなりゆっくりとしか動かせなかったりする。

騒音、といったがノーマル、つまり普通に納車されたハーレーは国産も驚くほどの静さだ。逆にハーレーが商標登録しようとまでしたエンジン音はまったく聞こえない。これではあまりに・・・という事でVance & Hainesというメーカーのマフラーを取り付けたのだが、事前にこういったメーカーをよく知らなかったのでつけてみたところほぼ完全な直管状態。Vance & Hainesは基本的にはバイクレース用のマフラーを作っている会社で、かつ米国なものだから騒音基準という考え方は基本的にないらしい。

仕方なくバイクパーツショップで色々探した消音器を色々試して入れて、ある程度はなんとか音を押さえ込んではいる。しかし・・・ある程度でしかない(笑)。まったく音がしない、というのもバイクに乗っている気がしないものだし、ましてやハーレーやアメリカンに乗る理由のうちのある程度のパーセンテージはこの排気音が理由なんじゃないだろうか?・・・といって自己弁護しても仕方がないが、近日もっと消音効果のあるマフラーに変えようと思っている。

スクータータイプではないバイクというのは、車でいうマニュアル、つまりクラッチを使いながらシフトチェンジするバイクで、これは左手のレバーで開け閉めを行うのだが、ハーレーのクラッチというのがバイクに乗る人の間では周知の事実なほど重い。つまり握るのにかなり力が要る、ということだ。

また左側のクラッチと右側の前輪ブレーキ両方のレバーが国産車では考えられないくらい肉厚でゴツイ造りになっている。手の大きな欧米人にはこれでいいサイズなのかも知れないが、私もそう手が大きいほうではないのでちょっと距離を走ると左手が握力トレーニングをやったかのように疲れる。

高速でもない限り基本的にシフトチェンジというのはずっと繰り返すものなので、重いクラッチ自体はオーダーのときに軽くする「MRCクラッチ」というパーツを入れてもらっている。これで国産バイクよりちょっと重いくらい?になるのだが、それでもまだこの肉厚なレバーがかなり手に負担をかけていた。肉厚すぎて握るときに「まず指をかける」「握りきれない感触がするので握りなおす」という動作を毎回するからだ。

ということで結局国産のバイク並みの細身のレバーに入れ替えた。バイクに乗っている感触の結構大部分をこのレバーも占めるので、交換して握ってみると一気に「外国車じゃなくなった」感があるのだが、毎回握りなおしをしていて万が一の事を考えると・・・ということでこれはそのまま継続して使っている。

また、ハンドル周りでハーレーが非常に特殊な部分として、ウィンカーのスイッチが挙げられるだろう。国産バイクの場合、左手のグリップ付近のボックスに左右にスライドできるスイッチが付いていて、それで左右のウィンカーを出したり消したりできる。これがハーレーだと右ウィンカーは右ハンドルに、左ウィンカーは左ハンドルにそれぞれ独立して付いている。

また上で説明した国産バイクは曲がった後ウィンカーを消すのもスライドスイッチで自分で行うのだが、ハーレーの場合は車と同じようにある程度ハンドルを切って戻すと自動的に消えるようになっている。が、この機能の働くタイミングが微妙で消えたり消えなかったりする。「消えないな」と思ってウィンカーを再度押すタイミングと自動消灯のタイミングが重なって結局まだ付いたまま走っている、という状態がたまにある。

ウィンカーが付いている事を示すLEDランプのインジケーターは私のバイクの場合タンクの上のメーターについているので、消えたか消えていないかを見るために一度前から視線を下に落とす必要があったりして、これはこれで危ないな、と思ったりしている。

また、別の話だが左ウィンカーの位置が実は国産バイクでいうとちょうどホーンの位置になっていて、ウィンカーを出す出さないでは間違えないのだが、いざホーンを鳴らす、という時によく間違って押してしまう。つまり国産バイクはウィンカー上、ホーン下なのだが、ハーレーはウィンカー下、ホーン上なのだ。道の横からタクシーが急に出てきたりしたときに勇んでホーンを鳴らしたつもりが左折合図にしかなっていなかった・・・という悲しいケースがままある。

ところがハーレーでさすが、と思うのはこのホーン。高級乗用車などに採用されている圧搾空気式?のホーンでかなりインパクトのある音色になっている。バイクでは基本的に電機を食うせいかあまりこの種の音色のものは見かけない。それがデフォルトで入っている・・・というのはちょっと驚いた。しかし鳴らそうと思うときにはいつもウィンカーが点滅・・・というのがちょっと悲しい。

このウィンカーを国産バイクと同じようにするキットもあるのだが、まぁこれはこれで慣れてしまえば・・・ということでこのままにしてある。あまり使わないが急に停車するときなどのハザードを出すときは両方を押し込めばいいだけ、という利点もある。

以前にも書いたがハーレーはオフィシャルで色々なカスタムパーツを出していて、当然サードパーティーからのパーツも色々出ている。Yahoo!オークションなどでは個人出品もそうだが業者出品のパーツも豊富に出ていて、オフィシャルのものから考えるとかなり安い値段で入手できる。また、国産パーツの流用は難しいが逆にハーレー用とカテゴライズされたものであれば、結構色々交換できる。

ハーレーダビッドソンジャパン自身もこういったカスタムをハーレーの商品価値の1つとして挙げており、カスタムコンテストなども行われいてる。といってもDIYでできる範囲では選択肢は限られるが、それでもかなりイジる事が可能だ。私も上のクラッチ・ブレーキレバーはショップでやってもらったが、他に関しては大体自分で交換している。

車体が大きいためシート1つ変えるだけでかなり足つきが良くなったりするのが面白い。最初についていたシートはかなり肉厚で私も足がべったり地面に付く、という感じではなかったが、その後2つシート交換して今使っているLaPeraというシートで極限まで足つきが良くなった。これの交換も基本的にはスパナ1本で可能だ。

先日もハンドルを支えるライザーという部品を5.5インチのものから8インチのものに交換した。個人的にはアメリカンは後ろにふんぞり返って乗るもの、というイメージがあるため、ハンドルをもっと手元にひきつけたかったからだ。時間的には1時間もかからず交換終了。途中ハンドルについているケーブル類の長さが足りないかも・・・というヒヤリとした場面もあったが、ハンドルにケーブルを束ねている部分を全部外してマージンを稼いでつけてみた。ケーブルはちょっとプラプラしているが「ま、いいか」ぐらいのものだ。

カスタムマニアの人たちの中にはかなり大掛かりなものまで自分でやってしまうツワモノがいるようだが、さすがにその時間とスペースが確保できないのと、そもそもそこまでの技術がない。しかしささやかながらマフラー・シート・ステップ・ハンドル周辺・・・と色々やっているうちにちょっとづつ仕組みがわかってくるのが面白いのは確かだ。

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投稿者 netjinsei : 2005年5月 8日 21:29

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