ボールを”見る”。
練習し始めの頃によくある「空振り」。
本人は一生懸命なんだけど、バッチリ飛ばすつもりなんだけど・・
勢いよく振ってみると「スカッ」。
・・・その時のリアクション、困りますよねぇw
リアクションにも困りますが空振りしてる事もゴルフをプレーする、と考えると困ったもの。
空振りをする、ということは当然クラブがボールに当たってない、という当たり前な状態ですが、
最大の原因はスイングやらアドレスやらそういう難しいことではなくて
単純にボールを見てない
から。
空振りの原因=ボールを見てない、ですが、ボールを見てない=空振り、だけではありません。
ボールがちゃんと飛ばない、変な方向に行く、転がっちゃう・・・
全てに関して「ボールを見る」のが関係します。
「いや、ちゃんとボールは見てスイングしてるよ!」と言う人もいると思いますが、
ホントにちゃんと見てますか?
この写真はいわずと知れたタイガー・ウッズのアイアンショットですが、
よく見ると腕はクラブを振り切っているにも関わらずまだ頭は足元を見ています。
これがちゃんとボールを見る、ということの一例です。
ゴルフボールの直径は約4.2センチしかないので、スイングの時に腕が体に向かって
前後に1センチずれただけでも直径に対して25%以上ずれてきます。
このクラブがボールに当たる瞬間を”インパクト”と言いますが、
ここでちゃんとクラブをボールに当てられるか、がゴルフスイングの全て、と言えます。
ちなみにクラブがボールにちゃんと当たる状態をよく「捕まる」「ボールの捕まりがいい」と言います。
さて”ボールを見る”事の意味ですが、人間は良くも悪くも精密にできていて、
ボールをちゃんと見ながらスイングすると、当りが悪そうだと体が反射的にスイングを修正します。
つまりややこしい事を考えなくてもただ「じーっとボールを凝視する」だけで体が勝手に
ナイススイングをしてくれるのです。
逆にボールがちゃんと飛ぶかを気にしながらスイングしていると、
ものすごいスピードで飛び出していくボールを追いかける為にクラブがボールを捉える前に
目はボールの飛んでいく方向を見ようとします。それにつられて頭も左へ、また上へ動いてしまい
(これがよく言う「ヘッドアップ」です)、頭につられて肩が上がったり胸が早く開いたりしてしまいます。
そして肝心のインパクトは誰も見ていないのでズレが生じてミスショットに・・・となるわけです。
実際私自身もボールを凝視しながら打つのと、ちょっと目で追いかけ気味に打つのとでは
飛距離にもボールの上がり方(=高さ)にも違いが出ます。
練習場でも気にしながら打ってますが、コースに出るとやっぱり”何処に飛ぶか心配”で
結局それでミスショットが出てしまったり・・・。
腕がどうこう、肩がどうこう、と気にする前にただただボールを凝視しているだけで、
ヘッドアップしない、体が開かない、など色々プラス要素がついてきます。
そして人間の体は思った以上に反応が早くて器用なので、それを利用する為にも
今から打とうとしているボールをしっかり見つめることは大事です。
私がそもそもこれに気づいたのも、ゴルフ雑誌のプロのショットのスナップ写真を見ていて、
何人かのプロがクラブが上がっているのに下を向いているのに気づいたから。
あまりスイング分解写真とかの解説は見たりはしないのですが、
ちょっとした記事や写真の裏にはヒントが隠されていたりします。