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2005年6月10日

先願主義と先発明主義

複数の同じ発明がある場合、先願主義は先に出願した人、先発明主義は先に発明した人に特許権を与えるというもの。米国は先発明主義だが、日欧をはじめ大部分の国が先願主義を採る。

米国では合衆国憲法で「発明者に一定期間の独占的な権利を保障する」と定めている。「出願者」ではなく「発明者」の権利保護を重視する思想が建国時から強く、伝統的に先発明主義を採用してきた根拠にもなっている。外国から米国に出願する場合、出願日が発明した日とみなされ、米国内での発明者よりも不利な扱いを受ける。
先発明主義は1)特許成立後に発明者が変わりうる 2)発明日の立証が困難―などの問題が指摘される。WIPOは特許調和条約の草案で先願主義を採用していたが、1994年に米国が「先発明主義を堅持」と主張したため議論は棚上げされた。

日経新聞 2005・6・10 9面 国際2

関連:特許悲喜交々(ひきこもごも) :: wikipedia*netjinsei

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